はじまり。

一年の計は元旦にあり。

 

そんな言葉がぐるぐると頭をめぐる

正月早々、吹雪の坂道で動かなくなった車の中に閉じ込められ

あわや、こんな街中で遭難するのかという深夜

それでも、しんしんと降り積もる雪は綺麗で

世の中の汚いものをすべて包み隠すような白

しかし私の今年一年は、こんなもんじゃなく

ただただ、焦らず、ものごとを見極めて進めよ、歩めよ。と

ふいに、道を誤って、遭難しかかるほどの危うさを秘めて

ますます慎重さをもて。と

その道の厳しさを予感した。

 

その道、実に険しく美しい

はじまり。