その町の匂い。

 

 

初めて歩いた町で

そのとき嗅いだ匂いというものは、

記憶の中に鮮烈に刻まれることがある。

 

みかんの花がさいていた。

季節はそんな頃だった。

 

身の毛のよだつ匂いというものも

時に甦ってぞっとする。

 

目で触れ、匂いで感じる時を

記憶にとどめて、

色に表せたら素敵。

 

言葉じゃ、

  足りない。