今歩いている道は、二度と通らないかもしれない。

2両の列車から、ぽつんと駅に降ろされる。

 

今日も初めての町を歩く。

 

日差しは強い。

まっすぐのびる橋の上を

ただひたすら、山に向かって歩いていく。

 

美しい景色にふりかえり、

「はあ~っ」と感嘆の声をあげるも、ひとり。

 

ふと気が付けば、帰り道は別のルートをたどっていった。

 

二度と通ることのない道が、

果たしてどれだけあるだろう。

 

一度きりの出会いと、道のり。

 

どれもが愛おしく、振り返るだけ。