蝋梅の灯り

ぽかぽかとあたたかな日差し

ある日ふわりと鼻先に訪れた春の幻影
古民家が立ち並ぶ奈良のいにしえの街道に
甘い香がただよう
足を止めてその香りのもとを探ると
冬色寂しい庭先に明るい黄色がまぶしい
厳しい寒さの日々に
ぽっと灯りをともすような小ぶりなランプシェード
“春はもう、すぐそこまで。”