ある秋の朝。

キンモクセイが散っていた
その秋は始まったばかり

 

もう 来年のことを考えている

誰も知らない 私だけが知っている私の姿

それは、寒くて布団に埋もれてまるまった秋の朝

幻のように現れる

 

一面ススキの野に出た

いっせいに同じ方向へなびく

風の向き 日向の陰りを察知するかのよう

 

色を濃くしていく木の葉の色

私の体に染み渡るように

しっかりとその色を待つ

 

そろそろ珈琲が恋しくなって

ゆっくりと目覚める

11月の朝。