作品展「神仏の饗宴」を終えて。

個展の最終日、雨でしっとりと緑の色濃い境内。
静かなギャラリーで一枚一枚の絵と向き合った。
私の手から離れて、多くの人たちに毎日眺められたせいか、すっかり表情をかえていた。
晴れ晴れとして、嬉しさがこみあげる。

滋賀県・和邇の平和堂ギャラリーからスタートしたのがちょうど一ヶ月前の9月15日。

10月に入ると同時に場所を地元・京都へと移し、松尾大社での期間も延長となったおかげで、今日まで約一ヶ月間の作品展となった。

わたしにとって初めての個展は、想像をはるかにこえる嬉しい展開がわんさかあって、ひとつひとつが感謝と感動に溢れていた。
けれど、それはこの10年を振り返ると自分が望んで目指してきたこと、ひとつひとつの積み重ねが実ってくれたこと。
蔦が日の当たる場所に自然と伸びていき、ひとつひとつ花が咲くように、新しい日々を追いかけてきた。
いつも家族に支えられ、多くの人たちの出会いに恵まれ、ささかな夢を叶えさせてくれた。ほんとうに、私ひとりの力では何もできやしなかった。
個展を終えて、明日から、また新しい日々が始まるのだ。
この一ヶ月、関わってくれたひとりひとり、一日一日を忘れずに、私はこれからも描き続けていく。