港町を求めてしまうのは仕方のないこと。

2012.2.3

大好きな尾道の街にて。

 

何年かに一度、尾道に行く。

いや、年に一度は必ず意識は尾道へ向かっていたりして、

港町を見下ろす坂の上で、ずっと船のゆきかうのを眺めている。

昔、旅した母の記憶と共に。

 

久しぶりのその街は相変わらずの静けさで、

マイペースをくずさない。

ネコも人も。

 

あまりにも私の記憶のなかと同化するような

その曖昧な街は、この冬一番の寒さでも体が暖かくなるような。