島々模様 ; 竹富島の旅

2011.7/15

 

七月のはじめ、

竹富島に旅をした。

 

じつに6年ぶり。

 何も変わっていない島の情景。

 

 島の人たちは、島に流れ込んでくる観光の波に揺れ、

大きく変貌をとげていくことに、

 戸惑いながらも、受け入れていく覚悟のまなざしだった。

 

 島で素敵なペンダントをつくった。

大きな夜光貝から形を抜いて、磨いて磨いてひたすら磨いて

 夜9時からはじめた工程から、深夜1時に完成した。

 

 まるでお守りのように、肌身離さず

私とともに、たくさんの島の人たちの笑顔を見てきた。

 

 

 今も、竹富島に滞在したことを、夢のようにふりかえるとき、

このずっしりとしたペンダントは、

 夢ではなくほんとうにあったしるしとして側にいてくれる。

 

 

 

 朝一番の船で、私が島をでるとき、

空には大きな虹がかかっていた。

 

あまりの感動に、

この島に生きる美しい姿そのものが浮かんで、

奇跡の島だと思った。